外国人の人達とコミュニケーションしていて感じた自己否定について

過去に英語圏の外国人とコミュニケーションをしていて自己否定について気づいた事があります。

ある時私がアメリカ人の友達と話していて「私バカだから、ハハハ」と言ったんです。

この表現は日本だと日常的に使われていると思うんですよね。

すると友は言いました。

「そんな事はない。自分をバカなんて言っちゃダメだ!!」

と真顔で真剣に返事をされました。

実はこういう言い方をされたのはその時が初めてではありませんでした。

別の機会でも自分を卑下する表現をしたところ外国人の方に「そんな事を言っちゃダメだ!」と言われたんですよね。

私は正直ビックリしました。だってその表現方法は私にとって違和感のないものだったから。私は決して普段から「私バカだから」という方ではないです。

日本人にとって自分を卑下する表現や自分や身内を下げて相手をたてる事は文化的に根付いてますよね。愚妻、バカ息子、若輩等の多くの単語表現や尊敬語、謙譲語など相手と縦の関係性をつくる組み立て方になっています。

もちろん英語にも相手をたてる丁寧な表現方法はあります。

でも外国人達の彼らの言葉を聞いた時、彼らの文化圏ではきっと褒められながら育てられ、自分を卑下する表現方法は言ってはいけないくらいのものなのだと感じました。

日本人の自己否定の感覚は文化的背景、言語的構造から来るところもかなり大きいと彼らとのコミュニケーションを通して実感したのでした。